ALFAROMEO145クルマのことのページにも書いたが、アルファロメオ145QVとのスィーツな関係は長いようで短いものであった。細かいことはクルマのことの”アルファが好きだ!”を参照されたい。そのデザインにおいてボクはもうヒトメボレであった。クサビ型のウェッジシェイプを強調したデザイン。面の構成にアクセントをつけたマッシブなサイドデザイン。フロントマスクはまるで鷲のようなデザインでボディとのミスマッチに見えなくもないがそれはけしてイヤミでもないしブスでもない。こういうデザインは本当にイタリアならではものかもしれない。本国では4ドアの146も存在していて、本来ならボクはそちらのほうが欲しかったわけだ。でも、ま、それはいうまい。 このデカイ3ドアハッチバック、シャーシベースはフィアットのティーポで、ちと古いシャーシ。シャーシ剛性に難ありのものだったけど、その分利点である広い室内空間はどこに座っても満足出来る。 後年2回のお色直しをして、フロントマスクを変えている。同色バンパーは色気なくなるのでキライだけど、グリル部分は最後期のものが一番好きである。案外シルバーも似合うんだよね、コイツは。でもアルファということでダントツに赤がカッコイイのだけど。 とにかく2ドアモデルや156なんかだとかなりオシャレをして乗らなきゃなあなんて考えるけど、このボトムアルファ、普段着で気軽に乗れるアルファだと思う。スッドの系列だからこその軽快感。 どんなシーンでもばっちり合うアルファロメオとしてボクはこの145をオススメしたい。今は147っていうちとあざといデザインを纏った後継車が出てしまって絶滅したので中古でしか購入出来ないけど、値段も安く、タマ数も豊富だから安心して探せるかと思う。ただ腕のいいメカニックも一緒に見つけることをお忘れなく。どんな時代になろうとも、アルファはアルファ。イタリアの伝統である。 |